超弩級の歴史的な文化遺産を!インド・アジャンター石窟群へ

人類の至宝を見に行く

肌が粟立つような歴史的遺産を見たり、強烈な異文化を体験したいということであれば、それらと同時に圧倒的な人間のエネルギーを感じられるインドへ旅するといいでしょう。そんなインドには、訪れた者たちが死ぬまでに一度はみておいたほうがいいと表現する人類の宝の筆頭ともいえるものがあります。インド中部にあるアジャンター石窟群は、インドの中では最初に世界遺産に登録されたものです。その規模と美しさの価値において世界に比肩するものはないといわれるほどなので、ぜひ訪れてみましょう。

2000年の彼方の美を感じる

アジャンター石窟群は、渓谷に沿った馬蹄形状の岩山にある30の石窟寺院で成り立っており、そのひとつひとつにありえないほどの労力が注がれていました。岩をくりぬくだけでも、人智を超える作業ですが、さらに仏像をほり、壁や天井は極彩色の絵画で埋め尽くされています。これは、初期仏教の穢れなき信仰があってこそ、成就せしめることのできた大事業の跡です。このインドの偉業を目にすれば、魂がふるえるほどの感動がわいてくるでしょう。30の石窟は、すべてが仏教窟で、造営は2期に分かれています。紀元前1世紀から紀元後1世紀までと5世紀後半から6世紀初頭までです。

インドにおける仏教の衰退とともに1000年以上忘れ去られた存在でしたが、1819年にイギリス人により偶然発見されました。ある意味、忘れ去られていたことで、彼方の美が保全されたともいわれています。第1窟から順番に見ていくと、第26窟だけニルヴァーナ像があることを発見できます。静かに入滅して横たわる姿は、まさにアジャンター石窟群の終幕を飾るにふさわしい安らぎがひたひたと沁みてくるでしょう。

バイザポート

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